ジャパンディスプレイとパイオニアが危ない (101) - 深田萌絵 本人公式
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ジャパンディスプレイとパイオニアが危ない (101)

パイオニアの元エンジニアから、
「深田さん、パイオニアがファンドに買われて上場廃止になるのですが、どう思いますか?」
ときかれて、え、パイオニアが!?と思って慌ててみてみました。

2015年12月に転換社債発行の発表直後から、株価はダダ下がり。
なんだか、MSCB発行で潰れたエルピーダの二の舞を彷彿させるなぁと思いました。
MSCBは「転換価格修正条項付き転換社債型新株予約権付き社債」の略称で、株価に転換するときの価格が、株価が値下がりするに応じて転換価格を下げていくというシステム。

パイオニア株チャート 
パイオニアの場合は引受先が中国共産党と二人三脚してたドイツ銀行の関連会社、ドイツ証券。ここもモラルが低くて、数年前に金商法違反で逮捕者を出していた。

概要を見ていると、「120%ソフトコール条項付第1回無担保転換社債型新株予約権付社債」で、MSCBとは仕組みが違うはずなのに、転換社債を発行する数か月前から株の出来高が増えているのもちょっと怪しい気がするなと思いました。

今回の売却先はベアリング・プライベート・アジア・エクイティ(BPAE)ということですが、あの潰れたベアリング銀行の元関連会社みたいです。

が。

引受先のBPAE子会社Wolfcrest Limitedは昨年、8月に設立されたばかりで、住所は

Citco Fund Services (Ireland) Ltdと同じです。


たぶん、ペーパーカンパニーで、パイオニア株を安値で引き受けたら、そのまま中身はチャイナだったりするんじゃないのかなと自分のなかで憶測を呼びました。

しかも、パイオニアが身売りする理由があまり見当たらないんですよね。潰れた要因は300億円のソフトウェア開発であって、「それ必要だった?」という疑問が残る。そもそも無理せずに人員をある程度整理しておけば、十分再建を図るだけの余力があったのです。

裏ディールを感じますね。

パイオニアはそれなりに価値がある会社であることは事実ですが、単なるファンドが買収してもなんのうまみもシナジーもないんですよ。金融屋って金勘定しかできないので。技術系事業会社って、垂直統合系の買収じゃないとうま味がないと思います。

ドイツが噛んでる時点で、裏で中国動いているんじゃないのと思いますが、買収先が去年出来たばかりのペーパーカンパニーで、しかもその会社がいきなり1000億円近いお金を出すとか。

去年末にジャパンディスプレイに中国がアプローチしていましたが、パイオニアも実は有機ELディスプレイを作っている。この二つが取られちゃったら、日本からディスプレイを製造できる会社が、数えるだけになってしまい、公正な競争が保てなくなるでしょう。

しかも、パイオニアはカーナビで大手です。
再建は簡単なわけですし、地図情報が外資に握られてもいいのか?と疑問に思いますね。

しかし、日本には米国のようにCFIUS(対米外国投資審査委員会)がないので、日本政府はほったらかしで放置なんですよ。

パイオニアが外資に取られたら、シャープの二の舞のように仕事を失う人が社員だけでなく、下請けにまで波及します。そのことを、与党も野党もは全く持って無視なのでしょうか。

産業なくして、この国の経済発展はありえませんからね!

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コメント

この手の話はもどかしく、悩ましいですね。

地図は大問題

同社は、工場装着のカーナビや、100%出資の地図の子会社を通じて、自動車メーカの動向や技術に自然にアクセスできる関係のハズ。これから進む自動運転のことだけ考えても大問題だけど、そもそもデジタル地図の会社が中国資本になってしまうのは安全保障面からアリエナイ観満載。

No title

地図情報はゼンリンでパイオニアではないでしょう。
欲しいのはナビ技術でしょうね。
中国はGPS衛生網を独自に作ろうとしてますから。

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プロフィール

fukadamoe

Author:fukadamoe
深田萌絵(40歳)
IT企業経営の傍ら、ITビジネスアナリストとして雑誌へ寄稿。

チップソリューション、自動車向けLidar代替ソリューション、3D認識システム、リアルタイムAIソリューション提供。

美術短大現代絵画科準学士、早稲田大学u政治経済学部国際政治経済学科卒。

TOEIC890、HSK5級、証券外務員一級、内部監査員、陸上特殊無線技士2級、航空特殊無線技士、マイクロソルダリング講習受講(資格未取得)。

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