遠藤誉著『毛沢東』日本軍と共謀した男 (99) - 深田萌絵 本人公式ノンポリ★ブログ
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遠藤誉著『毛沢東』日本軍と共謀した男 (99)

ぎゃー、すごい本を読んでしまいました。
「毛沢東」日本軍と共謀した男。

遠藤誉氏は、先日のファーウェイ事件でハイシリコンに関する記事を書かれていて、「なるほど」と思う部分と「?」と思う部分はあったのですが、普通の文系教授だと思っていたのに意外とテック系のことも書くんだと思って興味持ちました。(そして、理学博士でした。失礼しました)


毛沢東が日本軍に感謝の辞を述べたことや、青幇スパイが暗躍して国民党軍の情報を日本軍に流し、最後は毛沢東が証拠隠滅のために利用したスパイを殺しまくったという話は色んな中国人や台湾人、日本人からバラバラに聞いていたから耳年増的に知っていたのだけど、ここまで体系的に書かれたものをちゃんと読んだのは初めてで、勉強になりました。

この本のすごいところは、著者の体験そのものです。

アヘン中毒治療で働いていた父親と共に戦後帰れなくなった家族と長春に取り残され、家族がどんどん餓死していく。著者が7歳の頃に銃で撃たれて気絶。なんとか、長春を脱け出すところまでこぎつけ、ようやく街を出たら、餓死者の死体だらけの道をひたすら歩き、ショックで少し記憶を失ったという話。

そこから、米軍の収容所に入れられて、最後は毛沢東が日本人を帰らせる決定をしたから帰って来れたという話で、壮絶すぎて驚きました。

私の祖母は満州にいて、終戦と共に帰ってきたのですが祖父は戦後二年ほど行方不明でした。
祖父は満州でレストランを経営していましたが徴兵され、終戦後に中国の奥地のどこかで酷い下痢にかかり、仲間は次々と倒れていったけど、一度でも蹲ったら二度と立ち上がれなくなり、そのままそこで死んでいく仲間を見て、牛のしっぽを掴んで「絶対に日本に帰ってやる」と這い蹲って帰ってきたという話をしてくれました。

遠藤さんの本を読んで、国民党軍が日本人100万人の帰国にかなりの人員を割いたこともあって、中共に負けたのだと語ってくれていますが、そういう側面もあったのだとしたら歴史は不思議だなーと思います。(私は、偽歴史教育のトラウマで殆ど歴史を知らないので、すみません)

著者は自分のアイデンティティを取り戻すべく、多くの文献をあたっていて、台湾、米国の図書館にまで飛び、本当に尊敬してしまいました。

毛沢東は悪人ではない、と彼女は記していますが、雲散霧消していなくなった漢民族という偽のアイデンティティを中国人に植え付け、中国人を騙して煽動し、多くの中国人を殺し、スパイ国家としての基礎を築いてしまったという点では悪人なんて単純な言葉では表現できないという点ではそうかもしれないと思いました。

けっこう大事なことがたくさん書かれていて、コミンテルンの戦略として国共合作で共産党員に国民党を『右』と『左』と呼んで分裂させて、お互いを内ゲバさせる戦略を取って共産党に取り込んだらしいです。

読めば読むほど、今の我が国で起こっていることがオーバーラップします。


コミンテルンというものができる前の時代は、人類には日常生活を送る権利があったはず。
戦争中でも、クリスマスや宗教的な儀式を祝い、その間は闘わないという秩序のある戦争から、常にゲリラとスパイで相手を攻撃し続ける現代に繋がってしまったのは、非常に残念である。

この本は中国人や台湾人にも是非読んでほしい本ですね!

※遠藤先生はファーウェイ善玉説、毛沢東悪人ではない説を説いていらっしゃいますが、私は反対の立場です。歴史は知らんけど、ファーウェイの手先には被害に遭ってコテンパンにやられましたので。
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プロフィール

fukadamoe

Author:fukadamoe
深田萌絵(41歳)本名 浅田麻衣子
IT企業経営の傍ら、ITビジネスアナリストとして雑誌へ寄稿。

チップソリューション、自動車向けLidar代替ソリューション、3D認識システム、リアルタイムAIソリューション提供。
深田萌絵取材・講演依頼→moe.fukadaあっとまーくyahoo.com
開発・技術相談→infoあっとまーくrevatron.com


美術短大現代絵画科準学士、早稲田大学u政治経済学部国際政治経済学科卒。

TOEIC890、HSK5級、証券外務員一級、内部監査員、陸上特殊無線技士2級、航空特殊無線技士、マイクロソルダリング講習受講(資格未取得)。

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