習近平政権に潜む反習近平派の逆襲は新年のご挨拶に (97) - 深田萌絵 本人公式ノンポリ★ブログ
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習近平政権に潜む反習近平派の逆襲は新年のご挨拶に (97)

習近平が新年の挨拶で用意されたスピーチに反習近平の言葉が含まれていたことに気が付かずに読んでしまったことがネットニュースで話題です(;´・ω・)

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習近平は古典漢詩を引用してオシャレな挨拶をしたつもりだったみたいです。

「皆様こんにちは!『歲月はとどまらず,時節は流れるが如し』と言いますが、2019年はすぐに訪れ、北京から皆様に向かって新年の祝福をお祝い申し上げます」

と述べたようですが、これが一部のインテリ層から嘲笑の的になっているようです。

古典を引用してインテリを装ったようですが、その引用した詩がとんでもない詩だったようです。

孔子第二十代末裔の孫孔融が書いた手紙にある四言古詩です。(〆めがやや亜型かも)
盛孝章という会稽にいる友達を救ってもらいたくて、あの曹操に手紙を書いて送ったときの詩みたいです。曹操が到達する前に盛孝章は殺されてしまいましたが。
以下がその詩です。中国では有名みたいですが、日本ではネット上に訳文ぽいのがないので、直訳しときます。

==
歲月不居,時節如流。(歳月は居らず、時節は流れるが如し)
五十之年,忽焉已至。(五十余年という日が、一気に流れてしまった)忽焉(こつえん)
公為始滿,融又過二。(公為に満ち始め、公融は曹操より二歳年上だ)
海內知識,零落殆盡,(国内の知識は、全て尽きてしまった)
惟會稽盛孝章尚存。 (ただ、会稽に盛孝章は尚存在する)
==
曹操の時代に孔子の末裔が「友達を助けて欲しい。曹操のおかげで知識層は国内から居なくなったに等しいが 盛孝章はまだ生きてる」という政権批判しながら友達を救ってくれと曹操に送るという謎のお手紙。

無論、問題になったのは、「歲月不居,時節如流。」に隠された下の句、
「海內知識,零落殆盡,(国内の知識は、全て尽きてしまった)」です。

習近平のために「国内の知識層は全て尽きてしまった」ということ。
スピーチ文はもちろん習近平が書いたはずもなく、スピーチライターが書いたのでしょうが、検閲を潜り抜けたということは検閲する側に「インテリ層」は存在しなかったということ。誰も、古典の「漢詩」を知らないので「監視」の目をくぐってしまった。

そして、「習近平が政権批判を自ら新年の挨拶でしてしまう」という高度な政権批判に至ったのです。

中国人は、政権批判に「漢詩」を利用しますが、頭が悪い人には分からないように上手に「隠して」しまうかというテクニック。言論が統制されていない日本では、こんなオシャレな政権批判はなかなかないですね。

こういうオシャレな政権批判ができるインテリ層がいるからこそ、中国では知識階級を恐れて「文化大革命」なるものが必要なんですね。

私もこんなメンドクサイ批判が自分に向けられても気が付かないわw
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コメント

No title

深田さん、この記事、めっちゃカッコいいですね。
さっすがー、「中国」語遣いの面目躍如ですやんか(笑)。
宮崎正弘さんのメルマガで、今年の十大予測に
(三)習近平、突如解任の可能性がある
と書いてはりました。ホンマありそうですね。

※私のブログにコメントをいただきありがとうございました。早速、無断使用させてもらいました(笑)。

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プロフィール

fukadamoe

Author:fukadamoe
深田萌絵(41歳)本名 浅田麻衣子
IT企業経営の傍ら、ITビジネスアナリストとして雑誌へ寄稿。

チップソリューション、自動車向けLidar代替ソリューション、3D認識システム、リアルタイムAIソリューション提供。
深田萌絵取材・講演依頼→moe.fukadaあっとまーくyahoo.com
開発・技術相談→infoあっとまーくrevatron.com


美術短大現代絵画科準学士、早稲田大学u政治経済学部国際政治経済学科卒。

TOEIC890、HSK5級、証券外務員一級、内部監査員、陸上特殊無線技士2級、航空特殊無線技士、マイクロソルダリング講習受講(資格未取得)。

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