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【お勧め書籍】パレスチナ現代史 ~岩のドームの郵便学~ 内藤陽介先生著

最近、内藤陽介先生のYoutubeによる各国の歴史動画を寝る前に聞いて勉強していますが、そんななかで「パレスチナ現代史」が9月25日発行されます。

内藤先生の歴史物を読むきっかけになったのは早大生時代に取った北朝鮮の授業でレポートを書くために、手当たり次第に本を買った時に「一番良い!」と思ったからです。

その根拠は、北朝鮮というのは成り立ちがソビエト衛星国で傀儡独裁国家なので、偽情報だらけで、何がなんだか分からないというところから、内藤先生は「切手は時の権力者の思いを反映する」という事実から時系列に切手を並べて、どのようにプロパガンダが変化し、どこから矛盾が発生して、何が嘘なのかを読み解いていくという、切手マニア的にも面白く、歴史好きにも「切手という中立的な観点」から歴史を読むことができるという、非常に面白い切り口の一冊でした。

内藤先生は、史実と、客観的な判断材料となる切手や当時の書面から歴史を紐解かれているので、先生の各書籍を読みましたが、どれも可なり面白い物でした。

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今回出版された「パレスチナ現代史」ですが
、イスラエル、パレスチナ、レバノン、ヨルダンがどうして常にゴタゴタしているのかと、日本人からは見えづらい部分を丁寧にひも解いてくれています。

戦前のオスマン帝国崩壊から、2014年のガザ侵攻という直近までの歴史が描かれているので、この一冊を読むだけでパレスチナ現代史の重要イベントを見落とすということは無さそうです。
第一次世界大戦時にイギリスの三枚舌外交から始まった各国・各民族の紛争も各視点から、シオニズム運動から始まったイスラエル建国からアラブの反発、それが発展して起こった中東戦争、イラン・イラク戦争でフセインを応援し過ぎて今度はフセインが調子に乗ってクウェート侵攻と歴史的背景が盛りだくさんです。しかも、イライラ戦争や湾岸戦争あたりは子供の頃にテレビで見ていた割には、改めて歴史的背景が分かっていなかったと思いました。

あと、本書は切手愛好家、歴史好きとしての見どころもたっぷりですが、私のような美大出身者も大好きなデザインと心理学的な「象徴」の意味も取り上げられているのが魅力です。

エルサレムには、キリスト教の聖地「聖墳墓協会」、ユダヤ教の聖地「嘆きの壁」、イスラム教徒の「岩のドーム」が密集しており、アブラハムの宗教の末裔たちにとっては非常に重要な聖地とシンボルとなっています。

そして、どうして切手に「岩のドーム」が描かれるのか。
何故、「ダビデの星」が目の敵にされているのか。
象徴をデザイン上どう取り扱うかによっても、民族の視点が読み解けて面白いです。

今まで、分かりにくい、捉えにくいと思っていたパレスチナ現代史を一挙にまとめた一冊をお勧めします!!

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fukadamoe

深田萌絵(41歳)本名 浅田麻衣子
IT企業経営の傍ら、ITビジネスアナリストとして雑誌へ寄稿。

チップソリューション、自動車向けLidar代替ソリューション、3D認識システム、リアルタイムAIソリューション提供。
深田萌絵取材・講演依頼→moe.fukadaあっとまーくyahoo.com
開発・技術相談→infoあっとまーくrevatron.com


美術短大現代絵画科準学士、早稲田大学u政治経済学部国際政治経済学科卒。

TOEIC890、HSK5級、証券外務員一級、内部監査員、陸上特殊無線技士2級、航空特殊無線技士、マイクロソルダリング講習受講(資格未取得)。