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【番外戦16】IRSからの兵糧攻め

【番外戦16】IRSからの兵糧攻め

宇宙歴2016年5月、中国共産党諜報機関国安の出先機関となり果てた米国歳入庁(以下、IRS)との戦いも敵側の赤い彗星ジョエイ・キャンベルが消えた。しかし、一段落付いたかのように見えたこの戦いに、新たなる戦いの火ぶたが切って落とされた。

米国で雇ったバーリナー・コーヘン法律事務所の偽証弁護士ジェロルド・レイトンがジョエイに協力してFBI捜査情報を流出させ、FBI捜査担当官フォレストとジョン・デビットソンは藤井一良率いる中国国安に協力して裏金を受け取り、元来FBI被害者保護プログラムに入って守られているはずのマイケルはIRSで日米合同諜報機関のエージェントに仕立て上げられて藤井一良は公益通報者としてFBIの保護下に入り、深田萌絵はFBI日本担当のジョン・デビッドソンに中国政府に協力しているスパイだとCIAに報告されていたという次第だった。

深田萌絵が中国政府に雇われた工作員だという文書が出回り、その嫌疑はこの3月10日に米国大使館で一部晴らすことができた。
後は、中国国安に寝返った警視庁外事二課の某刑事Jがどう動くかだ。

 日本も自民党の四分の一、外務省、裁判所の一部が中国に利益供与する一枚岩の国では無いが、その構図は米国も例外でなく、米防衛省は保守を維持しているがIRSとFBIは中国にすっかり抱き込まれている。CIAはFBIに汚職の疑いを持ち、FBIは越権行為を引っ込めたがIRSは動きが止まる様子は無い。

「深田、IRSから正式な出廷命令が出た」
マイケルからの電話だ。
「でも、FOIAでIRSの虚偽文書も明らかになったんだから、勝てるチャンスじゃない」
「費用の問題だ。IRSは複数回出廷するように求めている。軽く15万ドルはかかる」
「じゅ、15万ドル!?」
「年内だけでそれくらいはかかる見通しだ」
うちのような零細企業に1500万円の弁護士費用を賄うのは資金繰り的にかなり厳しい。
「先月、IntelIDFで俺の技術が紹介された。これが製品化されて世に出る前にスラッピング訴訟(嫌がらせ訴訟)でうちを潰す算段だろう」
 スラッピング訴訟とは、企業が競合企業や零細企業の技術を奪う時に、嫌がらせで企業の財務体力を消耗させて潰れた時に技術を安く買いたたいたり企業を丸ごと買い取ったりする手法で、米国発だがその手法を日本企業や中国企業も真似始めている。
 
「それだけじゃない。兆豊国際銀行の資金洗浄事件の罪がこちらに押し付けられてそうだ」

「ハ、ハア!?兆豊国際銀行の資金洗浄って、1.8兆円だよね?」

「そうだ」
マイケルは平然と答えた。
そろそろ、彼の突拍子もない部分には慣れてきたつもりだったところなので、久しぶりに深田は面食らった。

「それって、一体どういうことなの?」

「兆豊銀行のニュースが毎日流れているが、サムソン・ウーに罪をお仕着せようという捏造ニュースが流れている」
「サムソン・ウー!?それが何の関係があるの?」
「彼が、メモリ訴訟戦争でキングストンと戦った時に、俺の特許を使わせてくれと連絡してきた男だ」
「はぁ?」
全然事件の全貌が見えない。
これまでのファーウェイ事件、藤井一良事件がようやく自分の脳内で整理できてきたところなのに、まだ新しい登場人物が出て来るのか。

しかも、15万ドルでヒィヒィ言ってるのに1.8兆円の資金洗浄事件のとばっちりとか、もう、勘弁してくれというところだ。

TO Be Continued


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深田萌絵ブログが強制削除されることにより、FC2にバックアップを置いています。
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が公式です。ぼかすべきことをハッキリ言い過ぎてサイバー攻撃の集中砲火を浴びやすいですw

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