FC2ブログ

My favorite☆


漢詩を詠んでもらってから、子供の頃にお気に入りだった漢詩を思い出しました。

杜甫の漢詩が渋くて「しびれる~~」と思っていた女子高生時代です。



春望



国破山河在
 城春草木深
 感時花濺涙
 恨別鳥驚心
 烽火連三月
 家書抵萬金
 白頭掻更短
 渾欲不勝簪



国、破れて山河有り、

城、春にして草木は深し。

時に感じては、花にも涙を灌ぎ、

別れをうらんでは、鳥にも心驚かす。

烽火は三月に連なり、

家書、万金に抵する。

白頭を搔いては、更に短く、

渾べて簪に勝えられずと欲す。






この詩で一番難しいなと思ったのは、最後の二行。

白髪頭をかきむしっていると、ストレスで髪の毛は短くなって、簪(かんざし)を指すには到底耐えられないという意味です。

かつて、渾身の渾が全てという意味で、勝つは「耐える」という意味がありました。


一番有名なセンテンスは「国、破れて山河有り」です。

が、しびれるのは、時に感じては、花にも涙をそそぎ、別れを恨んでは鳥にも心驚かす、という句でしょうか。




戦争の焼け野原のなかで花を見たら、どういう気持ちでしょう。

自然の美しさと、現実の苦しみの間で涙もでるかもしれません。

出会った人たちとの別れ、家族と離れて暮らすことに恨みを覚えているうちは、鳥が啼く声にも驚いてしまう。

かもしれませんね。




烽火、は、のろしと詠むみたいです。




意外なのは、中国語で発音してもそんなに美しくは響かないこと、そして「勝つ」という言葉の意味には、「耐える」という意味が含まれるということ。




勝つためには、耐えなければいけないってことだね。






スポンサーサイト



コメント

drifting cloud

1. 漢詩の響き
昔台湾人の友達に聞いた事があります。
大陸は民族が入れ替わっていて発音がだいぶ変っているせいで音が昔と違うんですって。

それでも、
閩南語系の発音だと奇麗に聞こえるらしいです。

Masa015

2. 素晴らしい!
私もしびれました。
非公開コメント

fukadamoe

深田萌絵(41歳)本名 浅田麻衣子
IT企業経営の傍ら、ITビジネスアナリストとして雑誌へ寄稿。

チップソリューション、自動車向けLidar代替ソリューション、3D認識システム、リアルタイムAIソリューション提供。
深田萌絵取材・講演依頼→moe.fukadaあっとまーくyahoo.com
開発・技術相談→infoあっとまーくrevatron.com


美術短大現代絵画科準学士、早稲田大学u政治経済学部国際政治経済学科卒。

TOEIC890、HSK5級、証券外務員一級、内部監査員、陸上特殊無線技士2級、航空特殊無線技士、マイクロソルダリング講習受講(資格未取得)。