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シャープ、1500億円信用融資枠の意味

昨日のブルームバーグニュースでは、ホンハイは月末のシャープ出資契約調印説を否定。

今日の日経ニュースでは、三菱東京UFJ銀行がホンハイによるシャープ出資を条件に1500億円の信用融資枠を決定。

これは、シャープを潰してDIP型の会社更生法の準備をしているようにしか見えませんね。

からくりはこうです。

1500億円の信用融資枠を設定したけど、実際はホンハイがバックアップしている状態でしか使えなくなっている。

そのまま三月末を迎えて、シャープは融資返済できずに会社更生法を申請することになる。

100%減資で株主全滅。
シャープに再生スポンサーが現れない中、
ホンハイがDIP型会社更生のスポンサーとして手を上げる。
地方裁判所もグルなので、すぐに裁判所の許可が出る。
ホンハイは三菱が付けたシャープへの信用枠を喜んで使い、一銭も身銭を切らずにシャープを手に入れることができるでしょう。

なにもかもエルピーダと同じです。

日本政府は、最後まで何も言わずなのでしょうか。

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASGC28H0B_Y6A320C1EAF000/

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-03-27/O4OXBH6KLVR801
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シャープ買収事件 ★鴻海、テリーゴウの正体★

シャープ買収事件

★鴻海、テリーゴウの正体★

https://www.youtube.com/watch?v=7tmsMeXGctI

シャープ、堺ディスプレイプロダクトのIPOゲーム

こんにちは。深田萌絵です。
シャープ、買収額が遂に産業革新機構以下の2890億円となりました。  
ここからは台湾の報道を引用します。

※このURLだけでなく、他のソースも引用します。
ホンハイはメインバンクとの交渉に堺ディスプレイプロダクツをIPOさせるので、それを台湾とアメリカで上場させて日本の3Dディスプレイ技術でバリューアップさせて合計4兆円で上場させるそうです。上場した時の受益者をメインバンクにするとの話です。
堺ディスプレイでは既にデューデリジェンスが始まってます。
理由は、五月二十日の馬総統退任までに上場しないと、コネ上場できないからのようです。
皆さんの記憶に新しいと思いますが、ホンハイはジャパンディスプレイ型のIPOゴールをゲームで金集めを始めたようです。
ジャパンディスプレイの運命はアップルの受注を多めに出してもらって、上場天井です。
当時もこれが台湾暴力団のインチキレースだとして、私は散々バッシングしましたが全くその通りのシナリオになってしまいました。
堺ディスプレイも無理な上場でボロボロになる可能性が非常に高いでしょう。
今回、日本での上場を避けたのは、証券取引監視委員会にホンハイについて通報したキチガイの変人がいるとも報道されていました。
さて、誰の事でしょうね。

これからもよろしくお願いします。


http://m.appledaily.com.tw/realtimenews/article/recommend/20160321/820098/【鴻夏戀】若堺工廠SDP連3年賺錢%E3%80%80郭董擬回台IPO

ひまわり学運 殺された学生たち

おはようございます。

深田萌絵です。

香港のニュースで台湾で行なわれたひまわり学運に参加した少年達の多くが轢き殺されていたということが発表されました。

精通英は、英語、日本語、ドイツ語、フランス語に長けた学生で、台湾で起こっていることを外国語に訳してリリースする役割を持ったリーダー的存在でした。

台湾を中国から守る為にデモを行なった学生の命が、台湾を牛耳る暴力団青幇と中国共産党に殺されました。中国人の直接関与も言われています。

ひまわり学運をサポートした民進党の党首の秘書も、同じ時期に車で退かれました。

ひまわり学運に参加した学生達は、「私は自殺しません。道を歩く時は車に注意します」という書面に署名していたそうです。

学生達も民進党も台湾を中国から守るための活動に身を危険に晒しました。

ところが、日本の民主党が民進党を名乗り、セルフブランディングを計りました。

SEALDsは、この国を守る活動をしてないのに、雨傘運動やひまわり学運の学生達と同じ立ち位置にあるかのようにセルフブランディングを行なっています。

中国共産党と闘う学生達と、中国共産党に利益供与している学生達とは天と地ほどの差があるように思えますね。

そして、覚えていて頂きたいのが、この台湾学生を殺した暴力団が、馬英九、テリーゴウの属する青幇なのです。

http://www.peoplenews.tw/news/c4d359f9-1e11-41a6-b9bf-4f75a74cf523

マネーショート 日本に浮上した銀行破綻リスク

映画マネーショートはサブプライムローンで作られたCDO『債務担保証券』マーケット崩壊に賭けた男たちの物語ですが、他人事ではありません。
台湾ニュースで、中国住宅市場が本年一月、深セン指数で5割高になった要因について語られたようです。
内容は、中国住宅市場のサブプライムローンボンド、いわゆるCDOが売れまくってるから深センの住宅市場が上がってるということでした。
 話はここからです。
中国の金融機関はこのCDOをイギリスと日本に対して売ろうとしているそうです。イギリスと日本は銀行が倒産しても政府が血税注いで銀行救済するので大丈夫だと´д` ;
おかしいと思ったんだよね。深センは製造業低調で、何頼んでも何でもやってくれる状態ですなのに、住宅市場だけが高騰するとか。しかも、数年前に見かけたけど、深センにもゴーストタウンあったはず。兄嫁の姪も深センでリストラに遭ったしな。

住宅ローンを基にボンドを作って売って、そのボンドを担保に更に証券化する。その証券化した証券を分散してごちゃ混ぜにして正体不明になった証券を更に販売。

なかには、企業が正体不明証券を運用して、それをさらに社債としてファンディングという異常事態。
ついには、欧米の格付け会社も格付け依頼を拒否して逃げ出したとかw
それを引き受けるのが日本のメガバンク。
もしや、先日の日経新聞で三菱とみずほが中国の社債を引き受けるとありましたが、この事だったのか?
三菱はもう外資だからさ、血税注がなくていいですよ。金融機関には資本構成規制を作るべきですね。
私はバークレイズ時代にCDOの廃品回収やってましたが、額面に対して20%から30%の値段しか付かない悲惨な状態でした。それでも、トリプルAでしたよ!格付け会社は嘘つきだから!

【番外戦13】FBIの謎



米大使館から帰りの車で、深田はジョンの事を思い出していた。
ジョンの名前は知っていたが、会うのは初めてだった。エリはジョンに会ったことがあるのだが、深田はジョンに招かれたことは無いのだ。

―マイケルの会社から製品を買っていたのか!?

ジョンの驚いた様子が頭から離れなかった。
深田が設計なんてできるはずがないのは誰が見ても明白で、電子製品を売る為にはどこかから仕入れないといけないのに、FBIの捜査官が驚く理由は何なのだろう。

それと、ジョンに「IRSから連絡があったの?」とレイトンがFBIに電話しまくっていた件を問いただすと、「それは応えることができない」と答えた。ようはレイトン弁護士とIRSのジョエイと、ジョンは話をしたことがあるということだ。

藤井一良はマイケル口座仮差押え命令で三菱東京UFJ銀行新宿西口支店長田中靖士に深田の銀行を押さえさせた。
その押さえた銀行口座を「マイケルの隠し口座を差し押さえた」として、藤井君は父の呉也凡と共にジョエイに書類を渡した。そして、公益通報保護法で守られた。
ジョエイはそれを証拠にR社がマイケルの隠し口座を持っているとして監査に入ってきた。
そして、マイケルと深田に『ハンドラーの情報』を求めてきた。
深田がジョンに「IRSがスパイ情報を求めてきているんです」と書類を見せても無反応だった。恐らく、ジョンは知っていたのだ。
そして、「マイケルの会社から製品を買っていた」という深田の言葉に明らか動揺したジョン。これまでの経緯から考えると、ジョンはマイケルと私の事を本気で中国のスパイだと信じ込まされていて、売上は企業取引で無く諜報活動の報酬だと何者かに聞かされていた。なので、お客様に納品するのにマイケルの会社から製品を仕入れたというごく普通の話に腰を抜かしたのだ。(にしても、驚き過ぎだろう。私に言わせれば、帳簿と伝票を調べたら女子高卒の経理でも簡単に分かる話だ)

「ジョンが驚いたことと、驚かなかったことが、なんか普通じゃないんだよね」
さきほどのジョンを思い返す。

ジョンが驚いたこと。
・R社に普通の商取引があること
・エリの失踪
・産経新聞の記事
・魚釣島事件以来中国に渡航してないこと
・深田のFacebook友達がフォロワー含めて5000人居ること

ジョンが驚かなかったこと。
・IRSがスパイ情報を求めていること
・エリが高級車を乗り回していること
・エリがクルーザーを持っていること

こうやって、分類すると、明らかにジョンが驚いていることと驚かなかったことが、一般人の感覚からして逆だ。驚いたということは、彼は知らなかったこと。驚かなかったということは、彼は知っていたということ。年収数百万世帯の小林英里(現・岩沢)が1000万円の高級車とクルーザーを持っていて驚かないほうが、驚きだ。どう考えても計算が合わないだろう。

「やっぱりアメリカ人は足し算出来ても、引き算はできないのか」
深田はブツブツ独り言をこぼした。日本の弁護士も金利の計算すらできなくて驚いたが、FBIも四則計算がままならないのか。このままだと、世界は数字に強い中国人とインド人の支配下になるぞ。

ジョンの顔色から、ジョンはエリと会っているように感じた。
人間一人がいなくなったのに、「失踪じゃなくて、エリが君に連絡したくないだけでしょう?彼女は去っただけだ」と彼は応えたのだ。明らかに、エリの事情を知っている。いや、エリと連絡を取っていて、マイケルが解放軍と中国でしょっちゅう会っているという偽情報を流している。

それにあのジョンの慌てっぷり。どう見ても、浮気がばれた男のソワソワ感。上司のベネディクトに隠したいことがあるようだ。数々の男の浮気を見破ってきた深田の目は誤魔化せない。(の割に、浮気性の男に引っかかるのは何故だ)

恐らく、ジョンは藤井君とエリの話を信じたか、何かを掴まされたのかであちら側に回り、IRSを使って深田萌絵とマイケルが中国のスパイでは無いか、日本政府からのスパイでは無いかを探っていたのだ。

「外事警察もFBIも、中国の手玉に取られまくってるな」
中国スパイに煽動されて、FBIが国税局を使って越権捜査させるなんて前代未聞の大スキャンダルだ。しかも、捜査対象が負け犬アラフォーの元株アイドル深田萌絵? 

深田はカリフォルニアに電話を掛け、FBIは捜査を行なうどころか事件隠ぺいに走り、IRSを利用して深田のスパイ容疑をでっちあげるために税務調査を装った証拠集めを行なっていた可能性を伝えた。

「ジョエイ・キャンベルに対して税務監査の停止及びFBIとIRSの関係性の説明を求めます」
電話口の向こうで彼女はそう言い切った。

「Facebook友達が大使館に行けと言ってくれなかったら、FBIがあんな事態だとは気が付かなかっただろうな」
深田は、ふぅと一息吐いた。

ジョンが深田のFacebook友達が5000人居る事に異常に反応したことがフッと頭を過ぎった。

そうだ、FBIと言っても一捜査官だ。
Facebook上で5000人がこの事件を見ている。
10年前に始まったJSF技術流出事件。

FBIは全貌を知っているのに一向に犯人が逮捕されないのは、中国に抱き込まれて隠ぺいを計っていたからでは?
だから、SNSで5000人が見てると知って驚いたのか。

いや、そんなバカな。
さすがに考え過ぎだろうか。

自分には自分に起こったことしか分からない。

真実は分からない。
真実は語られない。
各国警察もメディアも語らない自由があるからだ。

TO BE CONTINUED

【番外戦12】FBI


2月24日は私の誕生日であると同時に、カリフォルニアにある裁判所に赴かなければならない日だった。そう、私のブログ、Facebook、ツイッター等を含む全ての言論活動の停止をIRS(合衆国内国歳入庁)から求められていた。

新弁護士は優秀だった。
「裁判を経る前に、行政処分としての没収命令を出すのは違法である」
彼女がそう一言告げると、オフィスやマイケルの自宅に貼られたIRSの没収命令は何者かによって剥がされていた。

Facebook友達から、このままでは私の身が危ないと告げられ、FBFの仲間を募って大使館への陳情を始めてくれた。

そして、一週間前に大使館から一通の手紙が来たのだ。
「事件に関する全ての書類を持って、3月10日に朝10時に米大使館へ来てください」
手紙にはそれだけしか書かれていなかった。

3月10日の朝、深田はタクシーで虎ノ門へ向かい米大使館前で降りた。
入り口で、大使館側に呼び出されたと告げたが、アポイントが無いから調べると言われて、手紙を渡して建物の前で待った。

寒かった。
ポツポツと霙でも降りそうな空だ。
吐く息も白い。

思わずコートの襟を抱え込んだ時、ベネディクト・カンバーバッチに似た白人が現れた。

「英語は話せますか?」
鋭い瞳を細めてベネディクトは笑った。

「少しなら」
深田は不安げに答えた。英語で仕事をしているとはいえ、初めて会う人の言葉を聞きなれるには毎回時間が掛かる。

彼は、私を大使館の二階へと案内し、入り口で私のスマホの電源を切ったり入れたりした。不正なソフトウェアが入っている時、スマホの起動時間は通常とは異なるからだ。

電子機器類の一切をそのまま警備員に預けて、ナショナルフラッグが飾られたロビーを抜けて小さな部屋に通された。

「ハイ、ジョンです」
こげ茶色の髪に長身の男が私に声を掛けた。

「もしかして、ジョン・デビッドソン?」
私は応えた。
政府系研究所の仕事をした時に、イラン人と中国人が衛星ハッキングの準備をしていたことを発見した時に報告したFBIの担当捜査官だ。ただし、エリの失踪後から連絡は取れなくなっていた。

「僕がいると驚く?」
ジョンは笑った。

「レイトン弁護士からケース・クローズになったと聞いていましたから・・・」
レイトンはマイケルに秘密でFBIに連絡を取っていた。FBIはレイトン弁護士に「マイケルは複雑な人間だから被害者かは分からない。その為、ケースはクローズした」と答えたのだ。

FBI被害者保護プログラムは何なのか。
マイケルがFBIから守られた事も無ければ、FBIがJSF技術流出事件を真剣に捜査した様子すらない。以前から、深田はFBIが日本の外事警察のようなズブズブの自体になっている予感がしていた。

「マイケルに何と話せと言われてきたんだ?」
ジョンは深田に問い詰めた。

「本当はマイケルがFBIに説明に来たいと伝えて欲しいと」
しどろもどろに答えた。なんだか、自分がマイケルの言いなりになっているかのような口調に戸惑いを覚えた。

ベネディクトがデスクに着くと、ジョンはデスクに『事件の資料です』と厚い冊子を四冊置いた。全て深田が事件解決の為にと用意したファイルだった。

「新しい証拠があるそうですが」
ベネディクトは深田に問いかけた。

「はい、藤井一良の戸籍が中国で死んだ日本人の戸籍を死後に婚姻関係と結んで、呉也凡が藤井健夫という日本人に成り済ました証拠です」
深田は戸籍の写しを見せた。ベネディクトは頷いた。

「そして、これが呉也凡の中国でのIDです」

「どうやって、それを手に入れた?」
ジョンが声を上げた。

「マイケルの友達に頼んで、公安から貰って来たんです」
深田がそう答えると、ジョンは大げさに「WOW!!」と答えた。

「公安に入り込めるのか?彼は中国でしょっちゅう解放軍と会っているそうじゃないか?」

「え?解放軍?」
マイケルが中国に行く際には、深田はできるだけマイケルに同行していた。

「解放軍なんかに会ったかな?」
深田は記憶を探ったが、深田が中国で会ったのは、大華、華数、ハイケビジョン、ハイセンス、夏龍等のデジタルデバイスとデータセンター系の企業の社員だけだ。しかも、その時は、米大手半導体企業も、日本最大半導体企業も、日本の商社も同行しているのだ。

「じゃあ、どうして公安の資料を手に入れられる?」
ジョンは深田に迫った。

「どうして、君はそんなに中国語が流暢なんだ?留学していたそうだが、留学時に中国政府からコンタクトがあったんじゃないのか?」
ジョンは止まらなかった。

―― やはり、自分たちがスパイに仕立て上げられている。
ゾッと来た。藤井とエリは日本の外事警察を丸め込んだだけでなく、FBIの捜査官まで抱き込んだのか。

「公安の資料は、マイケルがジョンに以前に説明したファンさんが友達に頼んでくれたんです。ファンさんは元軍人だけど、ずいぶん前に退役していますよ」
ファンさんとは、翡翠美術館の館長で、いつも鼻毛がボーボー。ベトナム戦争時の枯葉剤の影響で歯がボロボロになっている好々爺だ。戦争の時の話をしてくれるし、カラオケに行けば日本の軍歌まで歌ってくれるサービス精神旺盛なお爺さんだ。彼はベトナム戦後に退役し、それから既に半世紀が経っている。

「ファン?」
ジョンは初めて聞いたようなフリをして、ノートに大げさに書き込んだ。
前から思っていたが、男は基本演技が下手だ。そのうえ、大雑把なアメリカ人となると大根にもほどがあるといつも思わされる。FBIならエリちゃんの演技力を見習ってほしいものだ。

「それよりも、IRSからスパイ情報や防衛省の機密情報を求められていて困ってるんです」

「IRS?」
ベネディクトがジョンを振り返り、ジョンは「Internal Revenue Service (内国歳入庁)」だと耳打ちした。

「そのIRSが、『ハンドラー(マスタースパイ)』の情報を求めたり、防衛省の情報を求めたりしてきていて、全くお金に関係ない話ばかりをするんです。それどころか、私が裁判を提起したらジョエイなんていませんと居留守まで使って・・・」
深田が資料を開いたが、ジョンは見向きもしなかった。

「私は日本人だし、日本の会社だし、ほぼ赤字でようやく黒字になったところだったんです。マイケルの会社から製品を買っていたので、何度もマイケルに値段を負けてくれとたのんだんですが・・・」

「え?マイケルの会社から製品を買っていた?」
ジョンが声を上げた。

「マイケルの会社から製品を買っていたのか?」
ジョンが深田を見つめた。
深田はコクリと頷いた。当たり前だ。製品を買わずに製品を売るなんて、そんなことが製造業でできるはずがない。

「どうして深田さんは藤井一良がスパイだと思ったんですか?」

「藤井君はIRSまで使って日本企業に調査に来て、その時に担当官が仮差押え命令でマイケルの銀行口座が日本で差し押さえられたからマイケルの隠し口座があると言っていました。その書類を持っているのは藤井君だけだし、それに差し押さえられたのは私の口座なんです」

深田は口座の写しを出した。

「そんなことができるのか?」

「通常はできないはずです」

「法律で許されているのか?」

「許されていません」
深田はベネディクトに応えた。

「深田さん、貴女はFBI以外のエージェントと話しているのか?」
ジョンは話を変えた。

「日本の警察くらいです」

「何故、日本の警察が動くのだ?」

「2014年8月28日の新聞でうちの事件が報じられてから、記者から『警察が動いた』と連絡がありました。それを彼女に伝えた瞬間から、彼女と連絡が取れなくなったんです」

「新聞・・・?失踪・・・?」
ジョンは驚いた面持ちだったので、深田は新聞記事を指し出した。

「産経じゃないか」
全く知らなかった。彼はそんな顔をした。
ジョンは、エリが消えたこと、新聞記事になったことを知らなかった。いや、知らされていなかったという顔をした。

帰り道、ベネディクトが出口までエスコートしてくれた。
「大変でしたね」

「そうですね。中国のスパイは各人が小さな罪を犯すので実態が掴みづらいですからね」
深田がそう言うとベネディクトは『えっ?』という顔をした。

「あのロシア人スパイみたいに、一人で根こそぎ持っていく仕事とは違うという意味です」
深田の言葉にベネディクトは笑顔を見せた。

出口でお礼を言って大使館を後にした。

トボトボと虎ノ門の坂をヒールで下る。
なんだか、すごく違和感があった。
FBI担当官ってもっとクールなはずなのに。

深田はジョンのリアクション下手を思い返し、
「あれって、浮気がばれた時の男と同じ反応だったな」
と父の姿を思い出した。

TO BE CONTINUED

鴻海シャープ 残るシナリオ(3月8日)



こんにちは。
深田萌絵です。

2月24日のシャープの偶発債務事件、25日取締役会満場一致で鴻海事件を経て、鴻海によるシャープ買収ニュースはクライマックスを迎えたかのように見えますが、ここからが正念場です。高橋社長の中国行きの後に3月7日には調印という話で落ち着きました。

ところが、3月7日の報道では、再度契約調印の延期を要請となっています。一説では九日と言う説です。

シャープのIR発表資料を見ていると、偶発債務になるであろう裁判の和解を着々と進めており、この十日間でも二件も和解しているのですが、それでも3500億円分の偶発債務(将来発生する可能性のある支払い)解消には程遠い様子だったので、どうなる事かと思っていましたが予想通り調印延期となりました。

5100億円返済タイムリミットの3月末まで3週間となりました。
この時点で契約調印もなく、産業革新機構が手を引いたというのもクリティカルな状態です。

3月9日に契約調印で資金借りて買収をするという正当なシナリオもあるでしょうが、一つのシナリオとして鴻海は時間稼ぎをしてシャープを債務不履行に追い込もうとしているようにも見えます。

3月末までにシャープの救済が決まらなければ、民事再生OR会社更生に基づいて『100%減資=既存株主全滅』の路線が濃厚です。そうなると、管財人として経営陣が残りながら、スポンサーを得て再生を行なうという法的処理になります。そうなってしまうと、全くエルピーダと同じ運命です。

会社更生法と民事再生法の違いは、前者が経営陣を廃して管財人による再建になるのと、後者が経営陣を残したままの再建となることです。エルピーダメモリは後者でしたが、シャープは会社更生法かもしれないと考えています。

2月末のシャープの社長は鴻海との中国密談後から辞任を仄めかしているので前者を利用するケースを想定しているかもしれません。それと、以前に台湾のテレビで鴻海テリーゴウ氏が「シャープの100%株主になる。1000億円で買える」と話していたことです。

その言葉の意味を深読みすると、水面下でシャープを倒産に追い込み、民事再生OR会社更生で銀行からの借金を棒引きにして、管財人としてテリーの配下の人間を送り込み、堺ディスプレイ工場を担保にして借りる500億円+与信枠でシャープのスポンサーになり、太陽光発電事業は即時に売却してサッとキャッシュを得る。鴻海精密工業としては一切身銭を切らず、銀行への借金も返さずに100%シャープを配下に納めるというシナリオです。買い手としては、これがキャッシュアウトも無駄な債務も引き継がないベストシナリオです。

鴻海側のシャープ倒産へ追い込んで乗っ取る可能性を防止するには、やはり当て馬が必要です。産業革新機構にお願いするか、政府系に話を持ち掛けるか準備をしておかないと、鴻海側から梯子を外された時に、シャープが切れるカードが少なすぎるという危険性をはらんでいます。


プロフィール

fukadamoe

Author:fukadamoe
深田萌絵(41歳)本名 浅田麻衣子
IT企業経営の傍ら、ITビジネスアナリストとして雑誌へ寄稿。

チップソリューション、自動車向けLidar代替ソリューション、3D認識システム、リアルタイムAIソリューション提供。
深田萌絵取材・講演依頼→moe.fukadaあっとまーくyahoo.com
開発・技術相談→infoあっとまーくrevatron.com


美術短大現代絵画科準学士、早稲田大学u政治経済学部国際政治経済学科卒。

TOEIC890、HSK5級、証券外務員一級、内部監査員、陸上特殊無線技士2級、航空特殊無線技士、マイクロソルダリング講習受講(資格未取得)。

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