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株価急落。コロナ不況は実体経済への傷、金融緩和だけでは回復できない

皆さん、こんばんわ。
何となく生きている深田です。

コロナショックで日経平均やダウが劇的に下がってますね(・。・;

金融緩和で多少リバウンドしますが、実体経済への深刻な影響は後から数字で出てくるので、そうするとずるずる下げる要因となるでしょう。

安倍政権になってから、緩和で緩やかに景気が回復してきましたが消費税増税に加えてコロナ騒動で、これまでの緩和策が水泡になりそうな雰囲気です。

資金供給量と金利操作という金融市場でのマクロの経済政策のみだけでは、金融市場と実体経済の間のギャップが大きくなるばかりで心配しています。

そもそも、バブル崩壊以降、日本の企業向け貸し出しは94年比で大企業が95%回復、中小企業が70%弱までしか回復していない状態でした。大企業ばかりにフォーカスをして、世の中の9割以上を占める中小企業のサポートを怠っている状態で日本の成長もなにもないでしょう。

今回のコロナショックで、下請けとしてギリギリの値段で生きてきた体力のない中小企業は致命傷を負うことになります。

政府が、信金や地銀をサポートし、本気で中小企業に対する貸し出しを増やさなければ、乗り切れないでしょう。その際には金利を限りなく0に近い形で貸し出して欲しいです。

売上の不安定なフリーランスもそうですが、借りても返す当てがないのに金利を取られるのはキツイでしょう。知人にフリーランスのトレーナーがいますが、ジムからパーソナルトレーニング休業をいきなり言い渡されて困っているものの、返す当てもないのにお金を借りて金利まで取られるとなると二の足を踏むと躊躇っています。

中小企業が倒産することで困るのはサプライチェーンが途切れるということです。
サプライチェーンが途切れると、外資系企業が入り込むすきを作ります。そうなると、今回のコロナショックのように国内調達ができない部品の存在で製造業の生産に影響が出るという悪循環の始まりになります。

コロナ収束が見えていない状態でズルズルと物流滞りや自粛ムードが続けば、タクシーや飲食店から潰れていくことになるでしょう。

緩和で金融市場の流動性を維持することも重要ですが、もっともっと中小企業を支える政策も打ち出して欲しいと思っています。

このコロナショックは、実体経済に深い傷を残しそうな予感がして怖いですね。


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ジャパンディスプレイとパイオニアが危ない (101)

パイオニアの元エンジニアから、
「深田さん、パイオニアがファンドに買われて上場廃止になるのですが、どう思いますか?」
ときかれて、え、パイオニアが!?と思って慌ててみてみました。

2015年12月に転換社債発行の発表直後から、株価はダダ下がり。
なんだか、MSCB発行で潰れたエルピーダの二の舞を彷彿させるなぁと思いました。
MSCBは「転換価格修正条項付き転換社債型新株予約権付き社債」の略称で、株価に転換するときの価格が、株価が値下がりするに応じて転換価格を下げていくというシステム。

パイオニア株チャート 
パイオニアの場合は引受先が中国共産党と二人三脚してたドイツ銀行の関連会社、ドイツ証券。ここもモラルが低くて、数年前に金商法違反で逮捕者を出していた。

概要を見ていると、「120%ソフトコール条項付第1回無担保転換社債型新株予約権付社債」で、MSCBとは仕組みが違うはずなのに、転換社債を発行する数か月前から株の出来高が増えているのもちょっと怪しい気がするなと思いました。

今回の売却先はベアリング・プライベート・アジア・エクイティ(BPAE)ということですが、あの潰れたベアリング銀行の元関連会社みたいです。

が。

引受先のBPAE子会社Wolfcrest Limitedは昨年、8月に設立されたばかりで、住所は

Citco Fund Services (Ireland) Ltdと同じです。


たぶん、ペーパーカンパニーで、パイオニア株を安値で引き受けたら、そのまま中身はチャイナだったりするんじゃないのかなと自分のなかで憶測を呼びました。

しかも、パイオニアが身売りする理由があまり見当たらないんですよね。潰れた要因は300億円のソフトウェア開発であって、「それ必要だった?」という疑問が残る。そもそも無理せずに人員をある程度整理しておけば、十分再建を図るだけの余力があったのです。

裏ディールを感じますね。

パイオニアはそれなりに価値がある会社であることは事実ですが、単なるファンドが買収してもなんのうまみもシナジーもないんですよ。金融屋って金勘定しかできないので。技術系事業会社って、垂直統合系の買収じゃないとうま味がないと思います。

ドイツが噛んでる時点で、裏で中国動いているんじゃないのと思いますが、買収先が去年出来たばかりのペーパーカンパニーで、しかもその会社がいきなり1000億円近いお金を出すとか。

去年末にジャパンディスプレイに中国がアプローチしていましたが、パイオニアも実は有機ELディスプレイを作っている。この二つが取られちゃったら、日本からディスプレイを製造できる会社が、数えるだけになってしまい、公正な競争が保てなくなるでしょう。

しかも、パイオニアはカーナビで大手です。
再建は簡単なわけですし、地図情報が外資に握られてもいいのか?と疑問に思いますね。

しかし、日本には米国のようにCFIUS(対米外国投資審査委員会)がないので、日本政府はほったらかしで放置なんですよ。

パイオニアが外資に取られたら、シャープの二の舞のように仕事を失う人が社員だけでなく、下請けにまで波及します。そのことを、与党も野党もは全く持って無視なのでしょうか。

産業なくして、この国の経済発展はありえませんからね!

三年前に書いたジャパンディスプレイの記事。Yahoo!に削除されたヤツww (91)





Yahoo!(孫正義のソフトバンク)に削除されたジャパンディスプレイの記事です。Yahoo!ファイナンスではまともな記事を書く権利はありませんでしたw

昔、みんかぶで書いたジャパンディスプレイ売り推奨記事①

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【3/21 PM16:00更新】
上場は振るいませんでしたね。やっぱり感たっぷりの上場劇でした。
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ディスプレイ銘柄の新規上場はちょっとしたお祭りには面白いかもしれない。

ただし、デイトレードを楽しむ程度なら構わないが、じっくり腰を据えての長期投資には疑問符が付く。

昔話になるが、リサーチハウスでアナリストをしていた時代にブラウン管の時代は終焉し、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイの戦いが激しく行われていた。もちろん主戦場はテレビ、戦略は低価格化だ。

当時、ディスプレイの部材価格は酷いものだと四半期で25%も価格下落するものもあり、ディスプレイ価格を維持する為には、「面積価格×大きさ=ディスプレイ価格」という公式から面積を大きくする以外に方法は無くなり、大型ディスプレイの安売り競争が始まったということである。ディスプレイ価格の下落を大型化で乗り越えようとしたが、全ての人が豪邸に住んでいるわけでは無いので大型化には限界がある。

私は十年前にディスプレイメーカーは終わったと判断して投資はしなかった。

そして、やってきたのが高精細化の競争だ。実は人間の目は高精細さを認知するのに限界があるし、高精細化でデータ量は莫大なものになり、生データを配信することはできない。その為、動画を配信する時点で動画に符号化を掛け劣化した画像を配信するので、高精細なパネルで符号化の崩れた動画を見る羽目になるというジレンマが起こるだけだ。

デジタル放送が始まってから、テレビは汚くなったと気が付いた読者もいるはずだ。人の顔が四角いブロキッシュでギザギザになり、髪の毛の風合いが潰れてぺったんこに見える。これらは専門用語で『エンコードエラー(符号化不具合)』と呼ばれている。

それは、符号化の不具合が起こしている問題なのだ。

大型化で高価格化を目指したものの失敗し、高精細化でも出口は不透明だ。

この価格競争下落に拍車をかけたのは、韓国だけでは無い台湾の台頭と技術の流出から始まる。

多くの方は中国が世界のエレクトロニクス工場になったと思い込んでいるようだが、実際、中国の技術は台湾から来ている。中国は台湾という法の抜け穴を利用して、日本の技術を手に入れているのだ。

台湾のEMS工場や半導体工場は国からの助成金で賄われている。企業として利益を出さなくても生存競争に勝てる構造になっているのだ。ルネサスが努力しても勝てる訳がない。それだけではない、一度でも台湾に下請けとして注文をすると日本企業が出した設計図面から起こした半導体のマスクや鋳型は全て台湾企業の財産となる法律がそこにはあるのだ。
その為に倒産したのがエルピーダだった。

エルピーダは台湾のEMS工場でDRAMを生産し技術流出をさせてしまった。

今、半導体の世界では台湾の向上に生産発注すると台湾の法律で合法的に知的財産が流出してしまうという事態に気が付き、米大手FPGAメーカーも台湾半導体工場との取引を打ち切った。

「特許があるから大丈夫だ」
なんて思うのは浅はかだ。日本企業がいかに何千、何万という特許を持っていたとしてもアメリカやヨーロッパのような大きなマーケットのある法廷では負ける。それは、台湾企業が日本から発注を受けた製品の中で、質が劣るものを納品し、パフォーマンスの高いものを自社製品として販売するからだ。

そうすると、いざ裁判となった時に台湾側は日本の設計で作った製品のパフォーマンスの高い方を「うちの製品の方が優れているから本物だ」とし、日本勢は粗悪品を掴まされているので訴訟では負けるのである。

ディスプレイは今後、台湾、中国の一人勝ちになるだろう。

韓国企業が研究開発を掛けた有機LEDの技術は中国工場から流出し、韓国企業は五年後にはスマートフォンから撤退するとの発表まで出した。日本のディスプレイ技術も台湾EMS工場経由で中国に流出し、今後十年で日本に残るのは『研究開発費用』という名目で貸借対照表の資産の部に計上された莫大な不良資産だけだ。価格の上がらないディスプレイ、薄い利益率のままでは、ちょっとしたリスク要因が発生した時に吸収できないだろう。

そもそも、日本中の大手メーカーの不採算部門をかき集めて公的資金注入で作られた企業が再生できたことがあっただろうか。

ルネサスを見よ、
エルピーダを見よ、
そこに貴方は何かを感じないだろうか。

リーマンショックとネコちゃん (88)

(87)で統計解析というか、自動売買の話を書いたら、『リーマンショック』はアルゴリズムトレードが引き起こしたという質問が来ました。

ちょっとした金融危機で毎回アルゴリズムトレードの話が出ますが、相場が崩れるきっかけは、アルゴリズムよりも加熱したファンダメンタルズです。フェアバリューよりも大幅に高い株価や、今まで低金利だったのに金利が上がるとか、非常にベーシックな要因が多いです。

究極は、政治です。
あの時の政治は、倒産しそうなバンカメかリーマンかどちらを潰すかで、政治力の弱いリーマンが犠牲になっただけです。

リーマンショックの時も、その二年前からサブプライムローンについて多くの人が語っていましたが、単に無視されてきただけです。株アイドルやっていた当時の私のブログでも(なくなったけど)サブプライムローンについては書いていました。

アルゴリズムトレードに関しては、昔ながらのマクロ関数やC言語によるプリミティブなモデル開発でなく、ライブラリを呼び出す形式の書きやすいプログラミングによるモデル開発によるアルゴリズムトレードというかデリバティブズ開発には、ややリスクを覚えますね。

最近も、Pythonによる人工知能開発で相関取ったり、モデル組むコーディングを習いましたが、教えている先生がコードの知識や、統計解析の知識も乏しくて驚きました。

いくら、正答率が高い結果が出たとしても、説明変数に対する被説明変数の因果関係を理解し、説明し、運用するのは人間なわけです。

リーマンショックが起こった十年前は、ライブラリ呼び出すだけの簡単な環境ではなかったのに、開発した金融工学のエンジニアは理解していたと思いますが、売り手のセールスマンは自分が何を打っているのか全く理解していなかったわけです。

セールスが「私は顧客のリスクを分散するためにスイスフラン・ユーロとポン円とユーロドルのコリレーション(相関)売っている」といったとしても、円で預金したつもりのお年寄りがリーマンショックの後に預金がフランになっていて驚いたとかあるんですよ。

モデルを作るときに、私がいつも怒られたのはデータ処理です。

金融危機時の一日に500円、700円大暴落するときの数字を「外れ値」として除外して信頼性を高めるか、それも含めて統計処理して全体のモデルの信頼性を落とすか、そこも含めての統計解析者、或いは上司のファンドマネージャーの意思決定になるんです。

そういうことを、時々、思い出します。

そして、今日のお題の後半、ネコちゃん。

気を付けてますが私は性格が悪いせいか、言葉がキツクなるときがあります。

根はおちゃらけなので普段はヘラヘラしていますが仕事中や実家で言葉がキツクならないように気を付けています。

理屈っぽい自分の言葉で家族を傷つけないように私は新しい言語を開発しました。
コンピュータ言語ではないですよ。

ネコ語です(=^・・^=)

挨拶に「ニャオ」(これは日本語)、英語の時は「ミィアオ」。
語尾に「…ですニャン」と付けると、怒り狂って暴言を吐きかけたときに、
「なんで、これをこうやって、こうやって、こうしない・・・(暴言に驚いた相手を見て)しないニャン!?」
というと、なんと、アホっぽく聞こえるのです。

そうすると、なんとなくお互いストレスレベルが下がるのです。
ストレスを感じて、怒りそうだけど傷つけたくない相手に使うと効果的です。

しらんけど。(←これは大阪弁)

ソフトバンク株が700円でも買えない理由 (84)

前回、ソフトバンク株が700円から800円くらいが妥当だという米アナリストの話がごもっともだと書きました。

ソフトバンク株予想通り公募価格割れで一兆円が溶ける。(82)

だったら500円くらいだと買えるのか?
と聞かれたら、「うーん。無理」。少なくとも、個人的には買わない。

理由は、こちらの業績予想。
SB.png 
引用元ヤフーファイナンス
https://kabuyoho.ifis.co.jp/index.php?id=100&action=tp1&sa=report&bcode=9434

増収増益でIPOを果たしたんだよね。

でも、IPOの目論見書を出したのは6月くらいでしょ。
12月の通信障害による解約が加味されていないし、今後、解約は続くと見られている。それが売り上げのどれだけに響くかは分からない。

アンド。

解約、ソフトバンク不信で加入者が増えなければ、携帯料金引き下げも待ち構えているので、来期以降は増収は厳しいと思います。

なによりも、格安の「ファーウェイの基地局やめます」宣言してるけど、入れ替えたら基地局という設備が損失になりますよね。棄てるんですから。そうしたら、経常外損失になると思うんだけど。

と思うと、買えないのよね。

もしかしたら、シャープが「基地局始めました!!」とか言って「ジャパンブランドでーす」とか名乗りを上げるかもしれないけど、シャープを買ったホンハイってファーウェイ製品作っているとこだよwww

そして、日本のシャープ下請けはどんどん切られて、仕事は中国へ移管されているそうですしね。

なかみファーウェイ(ホンハイ)かと思うと、シャープ製スマホが出てきても買えないですね。


プロフィール

fukadamoe

Author:fukadamoe
深田萌絵(41歳)本名 浅田麻衣子
IT企業経営の傍ら、ITビジネスアナリストとして雑誌へ寄稿。

チップソリューション、自動車向けLidar代替ソリューション、3D認識システム、リアルタイムAIソリューション提供。
深田萌絵取材・講演依頼→moe.fukadaあっとまーくyahoo.com
開発・技術相談→infoあっとまーくrevatron.com


美術短大現代絵画科準学士、早稲田大学u政治経済学部国際政治経済学科卒。

TOEIC890、HSK5級、証券外務員一級、内部監査員、陸上特殊無線技士2級、航空特殊無線技士、マイクロソルダリング講習受講(資格未取得)。

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